ふるさと回帰フェアに行ってきました

地方移住

9月17日に「ふるさと回帰フェア2023」に行ってきたので、その様子を書き起こしてみます。
当日は年齢を問わず多くの人が訪れていて、熱心に話を聞いていましたね。

「ふるさと回帰フェア」とは?

「ふるさと回帰フェア」は、年に1度、毎年9月の中旬頃に有楽町にある国際フォーラムで開催されていて、移住や地方での暮らしをテーマに、全国に350ある自治体や団体などがブースを設けて開催する地方とのマッチングフェアです。

入場は無料ですが、事前にWebか会場の入り口で入場者の情報登録が必要になります。
当日は混むので、Webでの事前登録がスムーズですね。

350団体と言っても、都心エリアをはじめ、横浜や大阪など人口の多い大きな都市がある地域は出展していない場合もあるので、気になる地域があるかどうかは、Webサイトで先に調べていきましょう。

持ち物

▼スマートフォン
事前登録、当日会場で入場時に登録のどちらの場合でも、Webでの入力があり、QRコードを読み込んで入場や再入場を行うので、スマートフォンは必須です。

▼バッグ
パンフレットや資料、ノベルティなどをもらうことになるので、複数のブースを回る場合は結構なボリュームになって荷物が増えるため、持って行った方がいいと思います。

地下1階のロビーでは、地域の加工食品や生鮮食品を販売しているお店が並んでいるので、買い物をしたい人は必要に応じてある程度のお金もあるといいですね。

地域と相談内容をある程度絞る

各ブースでは2人~4人程のコンシェルジュの方が待機していて、相談を受けてくれますが、時間の経過と共に人が増えてくるので、移住先として人気のある地域は、相談するまでに待ち時間が発生する場合もあります。

既に地域を絞り込めているなら、事前に聞きたい事をある程度まとめておいて、決め打ちで午前中の早い時間帯に行くのがよいと思います。

今回は自身が気になっている地域を含めて、全部で5か所のブースで話を聞いてきました。
京都、仙台市近郊(宮城)、金沢市(石川県)、北九州(福岡県)、下野市(栃木県)
いずれもそれなりに主要都市かそれに近い発展した地域ですね。

相談した内容は以下の4つです。

・家賃相場
・現地の移動手段
・ネットワーク回線の普及
・移住支援制度の有無

家賃相場

都心や首都圏から移住する場合、やはり家賃相場については気になるポイントなのではないでしょうか。

首都圏での1人暮らしの家賃相場を大体7~8万円と想定し、それと同じぐらいの金額を払った場合、何がどう変わるのか、金額を下げた場合にどの程度の金額でどういった部屋が望めるのかと言ったところは重要です。

私の場合、とりあえずネット環境さえ整っていれば、駅から遠くてもいいので、広さと収納スペースが欲しいのと、最低でもバイク置き場が欲しいという条件があったので、「一軒家が増えてくるエリア」を中心に話を聞いてみました。

一軒家の賃貸でそれらの条件を求めると、地域によっては最初にあげた首都圏のそれと同レベルの家賃になってしまいますが、広さについては申し分なしで拡大できることがわかりました。

現地での移動手段

移動手段として最低限バイクは用意しようと思ってはいるものの、それ以外に現地の移動手段にどういったものがあるかも重要です。

近場への買い出しなどはもちろんのこと、その地域の主要都市エリアにアクセスする上で、それがバスなのか電車になるのかと言った内容を踏まえ、いずれにしても交通手段がある程度整っているならそれに越したことはありません。

関東の首都圏に比べれば本数は減るのは覚悟の上ですが、どこの地域も電車もバスもあったのは良かったですね。
最も、2段階移住をすると決めた時点で移動に車が必須になりそうなエリアは避けているので、想定の範囲内ではありました。

ネットワーク回線の普及

リモートワークを行う上では、高速で快適なネットワーク環境があることが絶対条件なので、私個人としては最も重要視すべき項目になります。

賃貸の場合、元から高速インターネットが通っていれば問題はないのですが、通っていない場合は管理者に許可を取る必要もあって、回線を引くのにお金もかかるのでそういったところも考慮したいです。

最近よく耳にする無料回線はリモートワークには向いていないので、自分でプロバイダなどを選んで契約ができることも必要な確認項目ですね。

建物に設備があるかどうかは不動産屋に聞くことなので別問題として、対象となるエリアが高速回線の対象エリアになっているか、また高速回線が使えるようなコワーキングスペースのような施設がどのくらいあるかと言ったことを聞いてみました。

結果としては、どこの地域も高速回線の対象エリアとしては問題なく、多少距離はあるもののコワーキングスペースもいくつかあることが確認できました。

移住支援制度の有無

地域によっては自治体が独自に行っている、移住支援制度という物が存在します。
移住支援制度は特定の条件を満たして移住することで支援金がでる制度のことですね。

たとえば、よくあるケースだと東京23区内または東京の首都圏に住んでいて、都内の企業に通算して5年以上勤めている人が移住した場合、〇年間の家賃補助や交通費支援が出るといったようなものがあります。

その他にもさまざまな支援制度があり、空き家を改修する場合の支援金や就農支援、子育て応援や移住体験、テレワーク移住促進といったものもあります。

今回、相談した地域だと、栃木の下野市はテレワーク移住促進補助金制度というものを行っていました。
頻繁に出社が発生しない限り、都心へのアクセスも良いため、補助金出る条件さえ合っていればリモートワークを行っている人にとっては、とても良い制度だと思いますね。

移住支援制度は全ての地域にあるという訳ではなく、移住者を増やしたいという目的があるため、
どちらかと言うと、人気のある地域ほどそういった制度は少ない傾向にあるように思います。
また、ずっとそういった制度があるかと言うとそうでもなく、期間がある場合が多いので、都度確認はした方が良いですね。

大規模な開拓を行っているような地域は、子育てなど住みやすさに重点を置いた何かしらの制度が増える可能性もあるので、狙い目かもしれません。

まとめ

有名な観光地のある地域、ドラマやアニメの舞台になった地域、誰もが一度は耳にしたことのある戦国武将が治めていた地域などは、それらを前面に推し出してPRしていたりするので、個人的にインパクトは強かったです。

それぞれの地域の環境や特産品、自治体がどういったことに力を入れているかを知れる良い機会だったのではないかと思います。

それ以外でも「久しく地元に帰っていないなぁ。」というような人は、地元がどんな感じに変わっているかを聞くこともできますね。

「ふるさと回帰フェア」で気になる地域が見つかったら、次のステップとしては実際にその地域に足を運んでみるのが理想的ではありますが、相談の時間内で聞けなかったことがあったり、もう少し詳しく話を聞いてみたいと感じたら、今度は移住支援センターに直接行ってみるのが良いと思います。

「ふるさと回帰フェア」については、既に来年の開催日程も決まっているようで、2024年は9月21日(土)~9月22日(日)の2日間にわたって開催されるので、まだ地方移住が視野になくても、新しい発見があって行ってみる価値は十分にあると思うので、気になる人は次回ぜひ足を運んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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